石炭ボタを骨材に用いたフライアッシュセメントの特性に関す る研究 |
岩盤・開発機械システム工学研究室 4年 大屋 二郎 |
1. はじめに 近年、石油代替エネルギーとして石炭が再度注目を浴びており、石炭を利用する火力発電等の電力事業における需要が年々増大している。しかし、石炭需要の 増大に伴い火力発電所から排出される石炭灰の処理問題や、石炭鉱山開発に伴い石炭ボタの増加が考えられる。 そこで本研究では、今後増大するであろうフライアッシュと石炭ボタの有効利用について検討する。すなわち、石炭ボタは夾炭層岩石であり、一般的にスレー キングを起こし、またAMD問題の原因である酸性鉱物を多量に含むと言われているため、石炭ボタの骨材としての利用の可否を検討し、それを用いたフライ アッシュセメントの諸特性を把握する。 2.岩石試料および試験方法 2.1 岩石試料 本研究に用いた岩石試料は、北海道三美炭鉱における7種類の夾炭層岩石である。 2.2 試験方法 本研究では、岩石試料およびフライアッシュセメント試料に対して、以下の実験を行った。
3.まとめ
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