3. 検討項目
解析@では、管形状による応力分布の相違、管形状及び地山の摩擦抵抗の違いによる最大推進距離の影響、解析Aでは、推進に伴う地山の挙動の把握、土被りの相違による地表面沈下量の影響、等について種々考察を行った。
4. 解析結果及び考察
1) ハンチを付けたり、肉厚を大きくすることで、管に作用する応力を分散させることができる。
2) 図3に示す通り、管形状の変化、摩擦抵抗の変化により最大推進距離を増大することが可能である。
3) 推進に伴い、掘進機前方の地山は切羽圧により地表面は隆起し、掘進機後方は徐々に沈下する傾向にあり、図4に示す模型現場試験で得られた地山の挙動結果と一致する。
4) 土被りが大きくなるほど地表面への影響は小さくなる。土被りが小さいほど、切羽圧力が地表面への影響に大きく影響する。
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